浅野博 写真

指物職

浅野 博

昭和21年1月12日生まれ

経歴

昭和27年
浅野家具製作所に入社
昭和48年
1級技能士(指物)
昭和48年
大仏師 松久朋琳・宗琳に入門
昭和58年
師に認められ、浅野侊陽を名乗る
昭和59年
米カーター前大統領へ仏像を献納
平成10年
長岡造形大学非常勤講師

受賞歴

昭和39年
第1回富山県家具連合コンクール 県知事賞
昭和40年
伸縮巻戸箪笥にて発明協会会長奨励賞
平成16年
第1回全国仏壇仏具振興会コンクール グランプリ受賞
平成19年
富山県技能職能功労賞(家具業界初)
平成21年
厚生労働大臣表彰(卓越した技能者)
平成22年
黄綬褒章

技能概要

50年余りに渡り木工芸に従事し、木工業界グランプリ12回、上位入賞50回以上。業界第1人者として認められている、更に、仏師としての活躍も目覚ましく、京都の大仏師松久朋琳・宗琳に師事し、仏像の表面に金泥の上に白金(プラチナ)粉を施す独自の技法を確立。また、仏像に鑿跡(のみあと)を残さない技術により造り出される作品は、気品の有る仏像として高い評価を受けています。

功労

習得した伝統的技術を後継者に指導育成し、10名の1級技能士を育てた。さらに他品種の製品を一人で完成できるように多岐にわたる技能の伝承を行なっている。学校法人長岡造形大学非常勤講師として指導を行ない、学生6名が新潟県木工展にて入選をしている。

作品

浜黒崎の肥松仏壇」
「浜黒崎の肥松仏壇」グランプリ受賞作品
親鸞聖人腰掛けの松を使用した仏壇。阿弥陀仏を奉る様、空殿造りとした。
彩色聖観音像」
「彩色聖観音像」
伝統的技法にのっとり、岩彩での彩色と載金(きりがね)の装飾を施した聖観音像。
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